上町停留場、豪徳寺前停留場、宮ノ坂停留場、山下停留場、六所神社前停留場、七軒町停留場、下高井戸停留場が開業した。
これにより現在の世田谷線区間の全線が開通した。
世田谷線各駅紹介
松原駅
![sign_matsubara 世田谷線各駅紹介 [SG09]松原駅](https://setagaya-line.com/wp-content/uploads/2025/07/sign_matsubara.png)
営業キロ程 | 三軒茶屋起点4.2km |
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所在地 | 東京都世田谷区松原4-10-8 |
ホーム構造 | 2面2線 |
開業年月日 | 1925年5月1日(1949年9月1日現在地に移設) |
1日の乗降客数 | 3,113人(2023年度 国土数値情報 駅別乗降客数データより) |
1949年移設当時の平面図
![matsubara_map1949 世田谷線各駅紹介 [SG09]松原駅](https://setagaya-line.com/wp-content/uploads/2025/07/matsubara_map1949.png)
現在の周辺地図
沿革
1925年5月の世田谷〜下高井戸間の開通と同時に開業した六所神社前停留場を起源としています。同停留場は現在の山下4号踏切道付近に設置されていましたが、1949年9月に玉電松原停留場に改称のうえ、下高井戸方に約260m移設されました。この移設と同時に、下高井戸方に約270m進んだ現在の松原2号踏切道付近に設置されていた七軒町停留場が廃止されました。当時、七軒町付近はまだ住宅化が進んでおらず、乗降客も少なかったことから、両停留場を実質的に統合して輸送の合理化を図る目的がありました。移転後すぐ周囲には商店街が形成され、その中で創業した大関食料品店は、後にスーパーマーケットオオゼキとして東京近郊に多店舗展開する大規模スーパーに成長しました。
松原は所在地の世田谷区松原町から採られており、かつて吉良氏の家臣松原家がこの地一帯に松原宿を開いたことが由来とされています。
「玉電」を冠した名称とされたのは、連絡運輸先だった国鉄大村線の松原駅との重複を避けるためと考えられます。1969年5月の世田谷線への移行と同時に連絡運輸が廃止されたことから、駅名から「玉電」が外され松原駅に改称されています。
2001年にはバリアフリー化によるホームの嵩上げにあわせて駅施設の改築工事が行われ、玉電時代からのホーム上家が姿を消しました。
玉電歴史年表・世田谷線データベースから六所神社前停留場、七軒町停留場、(玉電)松原駅(停留場)に関する出来事を抜粋しています。
設備の概要
2面2線のホームで、下りホームの出入口は三軒茶屋方に1箇所、上りホームの出入口は三軒茶屋方と下高井戸方の2箇所設けられています。スロープは上下ホームの三軒茶屋方の出入口に設置されています。2001年以降に改築されたホームの壁面には駅ごとにカラーが設定されており、同駅は紫色のラインが配されています。
世田谷線写真アーカイブから
世田谷線写真アーカイブから松原駅で撮影した写真を抜粋しています。
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松原駅で並ぶ82-81編成玉電塗装と154-153編成/2000年12月24日 松原駅
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松原駅ですれ違う82-81編成玉電塗装と154-153編成/2000年12月24日 松原駅
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松原駅に停車中の306編成「黄色い電車でハッピーに!」/2011年11月1日 松原駅
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松原駅に停車中の309編成「ありがとうせたまる」/2012年9月30日 松原駅
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松原駅に停車中の305編成「旧車体色ラッピング電車」/2017年6月20日 松原駅
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松原駅に停車中の308編成「幸福の招き猫電車」/2021年1月16日 松原駅
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雪の松原駅/2022年1月6日 松原駅
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松原駅に到着した310編成/2023年1月29日 松原駅
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松原駅に停車中の310編成「SDGsトレイン美しい時代へ号」/2023年4月27日 松原駅
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今夜は301編成搬入から25年、夜の上町行き/2024年6月26日 松原駅