世田谷線デハ85号のプロフィール

上町車庫に単車で留置中のデハ85号／1999年10月1日上町車庫
世田谷駅を後にする152-85編成／2000年3月10日世田谷〜松陰神社前間

製造年	1949年
製造所	東急横浜製作所
入籍日	1950年2月7日（昭和25年1月7日付鉄監第40号設計認可）
重連二人乗務方式（連結二人乗り）改造施工年	1970年（昭和45年3月30日付認可）中扉ステップ設置・ドアエンジン設置・補助電源装置設置・ジャンパ栓取付
車体更新工事出場日	1978年5月8日外板張替え・方向指示灯（マーカーランプ）撤去など
走行装置交換出場日	1994年9月7日台車：TSK TD-8→TS-332・TS-332T 主電動機：HS-3502→TKM-94 保安ブレーキ取付・手ブレーキ撤去
全般検査最終出場日	1994年9月7日
運行最終日	2000年6月23日（1運行）
廃車日	2000年7月26日
その他履歴	1952年（昭和27年12月25日付認可）ビューゲル改造、定員変更 1955年（昭和30年7月22日付認可）集電装置変更（ビューゲル→パンタグラフ） 1965年（昭和40年10月22日付認可）蛍光灯変更（AC→DC）、前照灯・尾灯・尾灯予備灯の照度変更 1982年　扇風機設置 1983年　暖房機設置 1983年〜1984年　側面窓アルミサッシ化 1985年〜1986年　補助電源装置変更（MG→SIV） 1987年～1990年　パンタグラフ変更（PT-33→PT-52） 1989年　シールドビーム2灯化 1993年〜1994年　車内警報装置設置 1996年　避雷器更新（酸化亜鉛形）
その他特徴	・東急横浜製作所（のちの東急車輛製造、現：総合車両製作所）初の新造車両といわれていますが、車内外の製造銘板は引退時までに撤去されていました。・走行装置更新工事の初施工車でした。・検車区改良工事により解体場所が捻出できないため東急車輛製造横浜製作所へと陸送、保管されていましたが、2002年3月11日〜12日に解体されました。・台車等の一部機器は304・305・306編成に流用されています。

玉電歴史年表・世田谷線データベースから

　玉電歴史年表・世田谷線データベースからデハ85号に関する出来事を抜粋しています。

1950年2月7日

デハ85号が入籍

東急横浜製作所で製造された。なお同車は戦災復興車の更新等を手掛けていた同製造所の新製車両第1号車といわれている。
1978年5月8日

デハ85号が車体更新工事を出場

東横車両電設長津田工場に陸送のうえ、外板張替え、方向指示灯（マーカーランプ）撤去などが実施された。
1991年8月8日

デハ85号が1両単車での本線試運転を実施
1995年3月10日

デハ85号が台車・主電動機更新工事を出場

新製されたTS-332台車とTKM-94（TDK8568-B）主電動機に取り替えられ、保安ブレーキの取付け、手ブレーキの撤去が行われた。なお下高井戸方はT台車、三軒茶屋方がM台車とされた。
2000年6月23日

78-85編成が営業運転終了

下り1運行（上町19:03着）をもって営業運転を終了した。
2000年6月24日

デハ85号が搬出・東急車輛製造横浜製作所へ陸送

上町車庫改良工事の進捗により、車両解体が行われていた検車庫に接続する3番線が工事中で、当地での解体作業ができなかったことから、6月24日終電後に世田谷3号踏切道から東急車輛製造横浜製作所に陸送された。
2000年7月26日

デハ85号が廃車

6月25日早朝に東急車輛製造横浜製作所に搬入され、構内で保管されていた。
2002年3月11日

デハ85号・デハ78号が解体

2000年7月26日の廃車後も東急車輛製造横浜製作所の構内で保管されていたが、3月11日〜12日にかけて解体された。