世田谷線各駅マップ

●三軒茶屋駅周辺
　三軒茶屋は世田谷線の起点駅で、田園都市線と接続しています。国道246号線と世田谷通りの分岐点で、その地名は三軒の茶屋がある宿場町であったことに由来するなど、昔から世田谷の交通の要所として発展しています。1996年11月には26階建てのキャロットタワーが建てられ、近年渋谷からも近い立地のよさから、常に住みたい街ランキングの上位に入る人気の街となっています。
●西太子堂駅周辺
　西太子堂は三軒茶屋駅から300mの位置にありますが、三軒茶屋周辺の雑踏とは打って変わった閑静な住宅街の中にあります。駅前の通りを北へ進むと太子堂八幡神社があります。

●若林駅周辺
　若林は駅の目の前で環状七号線を横切ります。環七唯一のこの踏切では、渋滞を緩和するため、電車も信号待ちをして交通信号に従います。駅前の若林中央商店街では七夕祭りや、若林稲荷神社大祭などのイベントが盛んに行われています。

●松陰神社前駅付近
　松陰神社前はその名の通り吉田松陰を奉る松陰神社や、世田谷区役所や区民会館、税務署など行政機関の中心地への最寄り駅となっています。駅前の商店街も賑わいを見せており、最近は新しいオシャレなお店が続々出店しています。

●世田谷駅周辺
　世田谷は住宅街の中にあり、ボロ市の下車駅となっています。世田谷駅も世田谷区役所や区民会館、税務署など行政機関の中心地への最寄り駅となっています。
●上町駅周辺
　上町は世田谷線の車庫と乗務員基地がある世田谷線の中心駅です。世田谷線はここから北に大きく曲がり、世田谷通りに別れを告げます。

★世田谷ボロ市
　400年以上の歴史を有する世田谷の伝統行事世田谷ボロ市は、代官屋敷のあるボロ市通りを中心に、世田谷駅と上町駅の周辺で開催され、古道具や骨董品、日用雑貨などの露天が所狭しと並び、多くの人々で賑わいます。つき立てのお餅が食べられる代官餅は人気があり、これを目当てに訪れる人もいるほどで毎年長い行列ができます。開催日は毎年1月15・16日と12月15・16日の4日間です。

●宮の坂駅付近
　宮の坂は世田谷八幡宮と豪徳寺の最寄り駅です。世田谷八幡宮の境内には土俵があり、毎年9月15日前後に開催される大祭では奉納相撲が行われています。豪徳寺は招き猫発祥の地として知られており、最近は外国人観光客が多数訪れる国際的な人気スポットとなりました。また、駅に直結した宮坂区民センターには玉電時代に活躍した電車が保存されています。

●山下駅付近
　山下は小田急線との接続駅です。世田谷線は山下駅、小田急線は豪徳寺駅と駅名は違いますが、実際には両駅ともすぐ近くにあり乗換可能です。駅前の北沢川緑道は、ユリの木公園通りとして整備され綺麗な並木が続いています。

●松原駅付近
　松原は沿線の中でも大きなお屋敷が目立つエリアで、区画整理された中を電車が走ります。線路沿いにある赤松公園は、草野球場なども備え、地元の憩いの場として親しまれています。

●下高井戸駅周辺
　下高井戸は世田谷線の終着駅で京王線と接続しています。駅の北側には甲州街道が通り、以前は宿場町として栄えました。京王線の踏切脇にあった下高井戸駅前市場は2024年3月に閉場しましたが、駅前商店街には昔ながらの個人商店が今なお多くひしめきあい、威勢のよい掛け声が響いています。