世田谷線各駅紹介　[SG03]若林駅

世田谷線各駅紹介　若林駅

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沿革

　1925年1月の三軒茶屋〜世田谷間の開通と同時に開業しました。開業当時は北側約500m先にあった世田谷町役場の最寄りの停留場でした。
　若林は開通当時の所在地である世田谷町大字若林から採られたもので、植林された若い木が並んでいたことから名付けられたとの説をはじめ、諸説あるようです。
　1939年10月に玉電若林停留場に改称されましたが、これは省線（現：JR線）との連帯運輸を開始するにあたり、省線と連絡していた三河鉄道の若林駅との重複を避けるためと考えられます。この連帯運輸の開始に伴い、上りホームには出札所が設置され、係員が配置されました。同じ頃、下りホームが下高井戸方に移設され、上下ホームが並列するよう改修されました。以前の下りホーム跡は現在も鉄道用地としてその名残を留めています。1950年頃には2両連結運転に対応するため、下高井戸方にホームが延伸されました。延伸部分には烏山川の支流が流れる西山谷開渠が設置されており、ホームはこの開渠を跨ぐ形で延伸されています。近年この支流は暗渠化されましたが、今もホーム下には開渠の痕跡が残っています。
　1960年代には停留場のすぐ三軒茶屋方に環状七号線が開通し、西太子堂5号踏切道が整備されましたが、交通量の急増により1966年2月から交通信号連動型に変更され、交通信号に名付けられた「若林踏切」の名称が定着しました。1969年5月の世田谷線への移行と同時に連絡運輸が廃止されたことから、駅名から「玉電」が外され若林駅に再改称されています。
　2001年にはバリアフリー化によるホームの嵩上げにあわせて駅施設の改築工事が行われ、1990年代まで売店が営業していた旧出札所や玉電時代からのホーム上家が姿を消しました。

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　玉電歴史年表・世田谷線データベースから（玉電）若林駅（停留場）に関する出来事を抜粋しています。

設備の概要

　2面2線のホームで、上下ホームとも出入口は三軒茶屋方と下高井戸方にそれぞれ設けられており、三軒茶屋方の出入口にはスロープが設置されています。2001年以降に改築されたホームの壁面には駅ごとにカラーが設定されており、同駅はオレンジ色のラインが配されています。

世田谷線写真アーカイブから

　世田谷線写真アーカイブから若林駅で撮影した写真を抜粋しています。