世田谷線データベース 平成11(1999)年〜平成14(2002)年

 平成11(1999)年から300系への車両更新、上町車庫・駅改良工事の実施など、世田谷線始まって以来の大変革プロジェクトが次々に始動しました。玉電時代から活躍した旧型車両の引退、ホームの嵩上げによるノンステップ化の完成を経て、当時最先端のシステムだったICカード乗車券「せたまる」が導入された平成14(2002)年までの出来事をまとめています。


  • 309編成「せたまる」が運転開始

    7月1日にラッピング作業が実施され、7月2日の3運行から営業運転が開始された。


  • ICカード乗車券「せたまる(回数券・定期券)」が発売・運用開始

    世田谷線独自のICカード乗車券で、東急線では初めての導入となった。
    「せたまる」の命名についてプレスリリースで「世田谷区を走る世田谷線の『せた』と、ご利用のお客様に便利なカードとして○をいただけるようにとせたまるの名称を付けました」とされた。


  • 310編成前面の商品ロゴシールが撤去

    310編成「いちごみるく」前面の商品ロゴシール部分の貼替え撤去作業が行われた。


  • 307編成「Qoo」が運転開始

    8月20日にラッピング作業が実施され、8月21日の1運行から営業運転が開始された。


  • 上町駅上りホームの改札窓口、自動運賃箱が使用開始

    新駅舎供用開始に伴い、上りホームに改札窓口、自動運賃箱が設置された。改札窓口の営業は6:30〜22:00。


  • 上町駅新駅舎完成、世田谷線管区・雪が谷検車区上町班事務所が駅舎内に移転

    上りホーム入口に3階建ての新駅舎が完成し、2階に世田谷線管区事務所と雪が谷検車区上町班事務所が移転した。仮庁舎として使用された上町車庫旧検車庫は11月にかけて解体され、1999年から始められた一連の上町車庫改良工事が完成した。


  • 上町駅上りホームの「せたまる発売機」が使用開始

    上町駅上りホームの改札に「せたまる発売機」が設置され、10月1日6:30から「せたまる(回数券・定期券)」の発売が開始された。


  • 306編成「グローリア賞」が終了

    10月4日のA8運行で入庫後、10月5日にラッピングの撤去作業が実施された。


  • 306編成「世田谷線沿線イベント」が運転開始

    10月5日にラッピング作業が実施され、10月6日の3運行から営業運転が開始された。


  • デハ204号が高津から宮崎台に陸送

    「電車とバスの博物館」の宮崎台への移転に伴い、デハ204号が11月21日夜間から22日早朝にかけて高津から宮崎台へ陸送された。