松陰神社前駅付近の主な名所・旧跡


  • 松蔭神社

     松陰神社前駅から駅前商店街を北に進むと松蔭神社の鳥居が見えてきます。松蔭神社はその名の通り、幕末に活躍した吉田松陰を祀る神社で、松蔭が安政の大獄で刑死されたのち、1863年に高杉晋作や伊藤博文などによって現在の地に埋葬されたのがその由来です。神社として創建されたのは明治15(1882)年11月21日のことで、学問の神として参拝者を集めています。
     例年10月27日前後に大祭は、多くの人々で賑わいます。

    松陰神社前駅付近の主な名所・旧跡
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  • 官庁街

     松陰神社前駅は、世田谷区役所、税務署、法務局、社会事務所などが集中する官庁街への最寄り駅です。世田谷区役所・区民会館は、日本の近代建築に大きく貢献した建築家、故前川国男氏によって設計されたシンボリックな建物が長らく親しまれていましたが、老朽化のため区役所部分は建て替えとなり、2024年4月15日から新庁舎が順次使用開始されています。2~3月の納税シーズンには、世田谷税務署へ申告に訪れる人で賑わいを見せます。
     また、官庁街を北に行くと国士舘大学があり、その隣には勝国寺があります。さらに北へ進んだところにある小田急線梅ヶ丘駅までは徒歩20分ほどです。

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  • 松蔭神社通り商店街

     松陰神社前駅前の通りを中心に、松蔭神社通り商店街が形成されています。範囲は世田谷通りから松蔭神社周辺までで、商店街を運営する松蔭神社通り商店街進行組合では吉田松陰にゆかりの深い山口県萩市との交流を深めており、毎年10月27日前後に松蔭神社の秋大祭と合わせて幕末維新祭りが行われていましたが、2019年の開催が最後となりました。
     近年はおしゃれなカフェや雑貨屋などが次々とオープンし、若者の街に変貌を遂げつつあります。

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