世田谷線データベース 平成31/令和元(2019)年〜

 平成31/令和元(2019)年に世田谷線は改称50周年を迎え、地域協働により大規模キャンペーンを開催、インバウンドの高まりで多くの外国人観光客を集める人気路線になったのも束の間、2020年の新型コロナウィルスの感染拡大により観光客の姿は消え、運転本数の削減やワンマン化の拡大など冬の時代を迎えました。
 ようやくコロナ禍を脱し、イベントは再開され外国人観光客の姿も戻ってきました。これから世田谷線はどのような進化が待ち受けているのでしょうか…….. TO BE NEXT STAGE


  • 再生可能エネルギー100%の電力による運行が開始

    東北電力株式会社、株式会社東急パワーサプライの協力を受け、水力・地熱発電所で発電した再生可能エネルギー100%の電力により世田谷線の全列車の電力を通年まかなう。3社の調査によると二酸化炭素排出量ゼロでの運行実現は都市型鉄軌道線では日本初の事例としている。
    同日、三軒茶屋駅ホームにて報道関係者向けのセレモニーが開催された。


  • 305編成「スーパーマーケットオオゼキ」が運転開始

    3月31日にラッピング作業が実施され、4月1日の5運行から営業運転が開始された。


  • 303編成「東急でんき供給開始記念世田谷線ラッピング車両」が終了

    4月5日の5運行で入庫後、4月6日にラッピングの撤去作業が実施された。


  • 「祝!世田谷線50周年 世田谷線にのって展」が開催(5月26日まで)

    世田谷線50周年を記念して、4月27日から5月26日まで三軒茶屋キャロットタワー3階「生活工房ギャラリー」で、せたがや文化財団生活工房の主催により開催された。当サイト管理人も企画協力を行った。


  • 308編成「幸福の招き猫電車」が復活

    世田谷線50周年を記念して、2018年10月まで運転されていた「幸福の招き猫電車」が復活した。前回同様308編成が使用され、車体ラッピングや床面の猫の足跡のデザインが一部変更されたほか、車内の吊り革は前回と同様のものが取り付けられた。
    5月10日にラッピング作業が実施され、5月11日は世田谷線50周年事業実行委員会関係者による内覧会のあと、世田谷線管区主催の「プチ乗務員体験会」での体験用として上町車庫2番線に展示、12日の下り2運行(上町7:26発下高井戸行き)から営業運転が開始された。


  • 世田谷線50周年記念「世田谷線フェス」が開催(5月12日まで)

    1969年の世田谷線改称50周年の当日である5月11日から12日まで、世田谷線沿線の商店街など地域団体、行政、大学、東急で組織された「世田谷線50周年事業実行委員会」の主導により「世田谷線フェス」が開催された。
    「リストバンド型1日乗車券」の発売、三軒茶屋駅前での「世田谷線沿線マルシェ」、世田谷線管区の主催による上町車庫内での「プチ乗務員体験会」のほか、沿線各地でイベントが催された。


  • 東京急行電鉄株式会社が東急株式会社に商号変更

    鉄軌道事業の分社化準備により、設立記念日である9月2日に東京急行電鉄株式会社から東急株式会社に商号変更された。


  • 306編成「世田谷線沿線イベント」が運転開始

    9月18日にラッピング作業が実施され、9月19日の6運行から営業運転が開始された。


  • 世田谷線の運営が東急株式会社から東急電鉄株式会社に移行

    1938年に玉川電気鉄道株式会社と東京横浜電鉄株式会社が合併、1942年に東京急行電鉄株式会社と商号変更されて以来、世田谷線は東急本体の一部として運営されてきたが、2019年10月1日から鉄軌道事業の分社化により設立された東急電鉄株式会社に運営が移行された。なお以降に先立つ2019年9月2日には、東京急行電鉄株式会社の商号が東急株式会社に変更されている。
    また世田谷線の検車業務は、2006年12月から東急レールウェイサービス雪が谷検車区に移管されていたが、東急電鉄に統合され雪が谷検車区上町検車班となった。


  • 運賃改定を実施(大人現金150円・IC147円均一)

    消費税率10%への引上げに伴う運賃改定で、普通旅客運賃のうち現金で乗車した場合の10円単位運賃は大人150円、小児80円で据え置かれたが、ICカードで乗車した場合の1円単位運賃は大人144円から147円、小児72円から73円に改定された。「世田谷線散策きっぷ」は大人330円から340円に、大人の通勤定期券は1か月5,290円から5,390円に改定された。運賃改定は2014年4月以来5年半ぶり。


  • 世田谷線沿線観光ガイド電車「キューブ号」が運転

    東急と世田谷区産業振興公社が連携し、三軒茶屋10:00発〜三軒茶屋14:08着の定期列車6往復に「キューブ号」の前面表示を掲出、世田谷線アテンダントと観光ボランティアガイドが車内放送で観光ガイドを行った。308編成が使用された。


  • 世田谷線沿線観光ガイド電車「キューブ号」が運転

    東急と世田谷区産業振興公社が連携し、三軒茶屋10:00発〜三軒茶屋14:08着の定期列車6往復に「キューブ号」の前面表示を掲出、世田谷線アテンダントと観光ボランティアガイドが車内放送で観光ガイドを行った。308編成が使用された。


  • 306編成「世田谷線沿線イベント」が終了

    11月7日のA8運行で入庫後、ラッピングの撤去作業が実施された。


  • 302編成「LEXUS」が運転開始

    3月2日にラッピング作業が実施され、3月3日の1運行から営業運転が開始された。


  • 305編成「スーパーマーケットオオゼキ」が終了

    4月3日の4運行で入庫後、4月4日にラッピングの撤去作業が実施された。


  • 307編成「SDGsトレイン『美しい時代へ号』」が運転開始

    9月7日にラッピング作業が実施され、9月8日のA9運行から営業運転が開始された。


  • 302編成「LEXUS」が終了

    10月28日のA8運行で入庫後、ラッピングの撤去作業が実施された。


  • 早朝・夜間の乗車方法が変更

    早朝・夜間の案内係・ガードマンの乗務省略のため、初電から6:30頃までと21:30頃から終電までの列車は後部に乗務員が添乗せず、一番後ろのドアが締切扱いとなった。ワンマン運転は2001年3月改正から開始していたが、これまでは後部に乗務員が添乗する「連結二人乗り」方式が維持されており、運転士1人のみが乗務する完全なワンマン運転は今回が初となった。
    1月18日夜間から開始され、運転士1名乗務の初列車は下りは06-211列車(三軒茶屋21:34発下高井戸行き・306編成)、上りは03-212列車(下高井戸21:36発三軒茶屋行き・305編成)。


  • 新型コロナウイルス感染拡大防止による終電の繰り上げを実施(3月12日まで)

    新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出により、東京都と国土交通省からの要請を踏まえ、感染拡大防止対策としてこどもの国線を除く東急線全線で終電時刻の繰り上げと深夜の一部列車運休が実施された。
    世田谷線では平日・土休日とも三軒茶屋24:36発下高井戸行き終電が上町行きに変更、下高井戸24:57発上町行き終電が運休となった。この取扱いは次回ダイヤ改正前日の3月12日まで実施された。


  • ダイヤ改正を実施

    2017年4月21日以来、4年ぶりのダイヤ改正となった。
    平日の早朝に下り1本増発と上り1本運転区間延長があったものの、日中時間帯は6分から7〜8分間隔に延長、夜間から深夜にかけて上下1本減となる大幅な減便となった。土休日の運転本数に変更はなかった。


  • 田園都市線で東武30000系が運転終了


  • 田園都市線で営団18000系が営業運転開始


  • 305編成「世田谷線沿線イベント」が運転開始

    10月1日にラッピング作業が実施され、10月2日のA7運行から営業運転が開始された。


  • 305編成「世田谷線沿線イベント」が終了

    11月30日にラッピングの撤去作業が実施された。


  • 309編成「FAITH NETWORK」が運転開始

    1月13日にラッピング作業が実施され、1月15日の4運行から営業運転が開始された。


  • 田園都市線で8500系が運転終了


  • 302編成「『タマ&フレンズ〜うちのタマ知りませんか?〜』誕生40周年」が運転開始

    「タマ&フレンズ~うちのタマ知りませんか?~」誕生40周年を記念したコラボレーション企画が世田谷線で実施され、その一環としてラッピングトレインが運転された。2月21日にラッピング作業が実施され、2月22日に上町車庫内でプレス関係者向けに公開されたのち、P7運行から営業運転が開始された。
    このほか西太子堂、若林、世田谷、山下駅ホーム壁面への「タマ&フレンズ」キャラクター装飾や、記念柄の「世田谷線散策きっぷ」の発売などが実施された。8月31日まで実施予定。


  • 「普通回数乗車券」「時差回数乗車券」「土・休日割引回数乗車券」が発売終了

    世田谷線の回数乗車券は従来有効期間が設定されていなかったことから、発売終了10年後の2033年2月28日まで利用可能された。ただし運賃改定による不足額は現金で支払う必要がある。なお「通学用割引普通回数券」は引き続き発売される。


  • 運賃改定を実施(大人現金・IC160円均一)

    普通旅客運賃のうち現金で乗車した場合の10円単位運賃は大人150円から160円に改定、小児は80円で据え置かれた。ICカードで乗車した場合の1円単位運賃は大人147円から160円、小児73円から80円に改定されたため、現金とICカードで運賃は同額となった。「世田谷線散策きっぷ」は大人340円から360円に、大人の通勤定期券は1か月5,390円から6,140円に改定された。運賃改定は2019年10月以来3年半ぶり。


  • 310編成「SDGsトレイン美しい時代へ号」が運転開始

    4月24日にラッピング作業が実施され、4月25日の6運行から営業運転が開始された。


  • 307編成「SDGsトレイン『美しい時代へ号』」が終了

    5月1日のA7運行で入庫後、ラッピングの撤去作業が実施された。


  • 306編成「世田谷の里親相談室SETA-OYA」が運転開始

    8月30日にラッピング作業が実施され、8月31日の1運行から営業運転が開始された。


  • 302編成「『タマ&フレンズ〜うちのタマ知りませんか?〜』誕生40周年」が終了

    9月1日のA7運行で入庫後、ラッピングの撤去作業が実施された。なお西太子堂、若林、世田谷、山下駅ホーム壁面の「タマ&フレンズ」キャラクター装飾も8月31日終電後に撤去された。


  • 306編成「世田谷の里親相談室SETA-OYA」が終了

    3月11日のA7運行で入庫後、ラッピングの撤去作業が実施された。


  • 謎解きイベント「とあるケーキ職人の隠し事」が開催(12月31日まで)

    3月26日から12月31日まで、SphereMystica株式会社との連携で、世田谷線沿線を舞台にした謎解きイベントが開催された。謎解き冊子とフリーきっぷ(「世田谷線散策きっぷ」「東急線ワンデーパス」)とのセット販売とされ、デジタルチケットサービス「Q SKIP」販売サイト上のみで発売された。


  • 途中駅の乗降方法が変更

    運転士1人乗務による完全ワンマン運転の拡大により、途中駅の乗降方法が大幅に変更された。
    初電から7:00頃までと20:00頃から終電までの列車は後部に乗務員が添乗せず、一番後ろのドアが締切扱いとなった。また7:00頃から9:00頃まで若林〜松原間の上りホームに係員を配置し、全ドアから乗降可能となった一方、同時間帯の下り列車は一番後ろのドアが締切扱いとなった。9:00頃から20:00頃までは案内係が乗務するが、乗務区間が若林〜山下間に短縮され、三軒茶屋〜若林・山下〜下高井戸間は終日運転士1名乗務となったことから、西太子堂・松原駅は一番後ろのドアが締切扱いとなった。


  • アニメ「アストロノオト」とのコラボレーションキャンペーンが開催(12月中旬まで)

    6月29日から12月中旬まで、世田谷線沿線が舞台となっていたテレビアニメ「アストロノオト」とのコラボ企画が開催され、各駅へのキャラクターパネルと特製の駅名看板の掲出、「〜アストロノオトの聖地を巡ろう〜世田谷線デジタルラリー」などが行われた。