世田谷線データベース
このページでは、昭和44(1969)年に玉電が廃止され、三軒茶屋〜下高井戸間が世田谷線として再スタートしてからの出来事をデータベース化しています。随時データを追加していきます。
昭和44(1969)年5月11日以前の玉電時代の出来事は右のボタンからご覧いただけます。
昭和44(1969)年5月11日に玉川線・砧線の廃止により、三軒茶屋〜下高井戸間5.1kmが世田谷線として再スタートを果たしてから、玉川線の路線を継承した新玉川線が開通し、玉電時代からの旧型車両の車体更新が完了した昭和59(1984)年までの出来事をまとめています。
昭和60(1985)年以降、しばらく世田谷線に大きな変化はありませんでしたが、1990年代に入ると三軒茶屋駅前で再開発事業が起工するなど一変します。三軒茶屋駅移転開業を経て、いよいよ新型車両の導入が発表された平成10(1998)年までの出来事をまとめています(当サイトも1998年に開設しました…)。
平成11(1999)年から300系への車両更新、上町車庫・駅改良工事の実施など、世田谷線始まって以来の大変革プロジェクトが次々に始動しました。玉電時代から活躍した旧型車両の引退、ホームの嵩上げによるノンステップ化の完成を経て、当時最先端のシステムだったICカード乗車券「せたまる」が導入された平成14(2002)年までの出来事をまとめています。
大変革プロジェクトが一段落した平成15(2003)年から沿線地域との連携の機運が高まり、世田谷線が主役となるイベントが数多く開催されました。玉電開通110周年イベントの一環として企画され、大人気となった「幸福の招き猫電車」の運転が終了した平成30(2018)年までの出来事をまとめています。
平成31/令和元(2019)年に世田谷線は改称50周年を迎え、地域協働により大規模キャンペーンを開催、インバウンドの高まりで多くの外国人観光客を集める人気路線になったのも束の間、2020年の新型コロナウィルスの感染拡大により観光客の姿は消え、運転本数の削減やワンマン化の拡大など冬の時代を迎えました。
ようやくコロナ禍を脱し、イベントは再開され外国人観光客の姿も戻ってきました。これから世田谷線はどのような進化が待ち受けているのでしょうか…….. TO BE NEXT STAGE
このデータベースの制作にあたり、以下の文献・資料、ウェブサイトを参考にさせていただきました。感謝申し上げます。
<参考文献・資料等>
- 東京急行電鉄株式会社「東京急行電鉄50年史」(1973年)
- 東京急行電鉄株式会社「新玉川線建設史」(1980年)
- 東急株式会社「東急100年史」(2023年)
- 東急バス株式会社・株式会社東急トランセ「東急バス 創立20周年 東急バス 東急トランセ これまでの歩み」(2011年)
- 林順信「世田谷のちんちん電車 玉電今昔」大正出版(1984年)
- 宮田道一・水谷洋泰「玉電204 電車とバスの博物館・保存展示車」アトリエみずたに(1991年)
- 宮脇俊三・宮田道一「世田谷たまでん時代」大正出版(1994年)
- 「東急電車形式集.3」レイルロード・文苑堂東京店(1997年)
- 神立捷良「デハ300形の登場で振り返る 東急デハ200形『ペコちゃん』」交友社(鉄道ファン2000年2月号)
- 荻原俊夫「東急電鉄 車輌と技術の系譜」かや書房(2019年)
- 「鉄道ピクトリアル」電気車研究会(1972年9月号、1985年1月号、1994年12月号、2004年7月号ほか)
<参考ウェブサイト>
- 「東急株式会社」ウェブサイト https://www.tokyu.co.jp
- 「電車・バス情報 東急電鉄」ウェブサイト https://www.tokyu.co.jp/railway/
- 「国立公文書館 デジタルアーカイブ」 https://www.digital.archives.go.jp
- 「もーたーまん秘宝館別館 世田谷線の館」ウェブサイト https://blog.goo.ne.jp/setasen301
- 「東急世田谷線運用情報」ウェブサイト https://loo-ool.com/rail/SG/