【月日不詳】貨物営業が終了

※実施月日が不詳のため、上期末である9月30日で登録しています。
運輸成績によれば、玉電ビル建設により渋谷停留場の市電連絡線が撤去され、広尾線が分離された1937年上期以降、貨物収入が対前年比1割以下まで激減したものの貨物輸送は細々と続けられていた模様だが、1939年下期以降は貨物収入が計上されていないことから、同年上期に貨物営業が終了したものと考えられる。最終期の砂利輸送では、砧線の大蔵停留場、伊勢宮河原貨物停留場に積込み設備が設置され、砂利の採取状況に応じて採取場近くの停留場から出荷されていた。
なお、貨物輸送に使用された無蓋貨車20両のうち1〜7号は1937年10月に廃車され、貨車を牽引した電動貨車1〜5号は1941年10月30日に廃車されている。